今までの話の中で、「現代の子供たちは、精神的に十分成長できていないのではないか?」という疑問がわきます。
その原因は、いろいろ考えられますが、家庭内で命の大切さについて話し合う機会が減っているのではないかと思います。
特に、核家族化と夫婦共働きによって、子供が大人と接する機会が非常に少なくなって来ています。
昔は、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒にいて、お父さんやお母さんがいない時でも、子供が一人になることはほとんどありませんでした。
そして、お父さんやお母さんからは学べないことをいろいろと教えてくれました。
中でも、一番大きな教えは、そのおじいちゃん、おばあちゃんの死です。
一緒に住んでいて、今まで可愛がってくれた身内の死は、子供に命の絶対性と普遍性を教える(学ぶ)絶好の機会となります。
同じおじいちゃん、おばあちゃんの死でも、時々しか顔を合わせていない場合では、子供の受ける感情は大きく違います。
しかし、今さら核家族化を防止することなど不可能です。
そうであれば、親は、少しでも機会を捉えて子供が祖父母に会う機会を増やしたり、お墓参りに連れて行ったりするべきです。
自分の祖先の墓がどこにあるかも知らないようなことがないように心がけましょう。
私も、一緒に住んでいた祖母の死の記憶は、40年近く経った今でも忘れません。
それほど強烈な記憶となって残るものです。
同じ祖母の死でも、一緒に住んでいない人の死については、あまり記憶に残っていません。
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