そして、訓練科目の中に「食べられる野草を覚える」というものがあります。
最初は、班ごとに百科辞典などで調べて覚えるという形で知識だけの学習をしていましたが、ある時、実際に食べられる野草を食べてみようという企画を立てました。
隊で借りているキャンプ場(実は、山と川に囲まれた野原で、民間のキャンプ場とは違います)へ出かけました。
そして、今回の目的を説明し、昼までに自分たちが食べるのに十分な食べられる野草を採って来るように指示をしました。
スカウトは、班長が中心となって、キャンプ場周辺を図鑑を持ちながら探索します。
幸い私たちのキャンプ場は、自然に恵まれ、少し探索すれば、ドクダミ、ヨモギ、タンボボなどを見つけることができました。
スカウトたちも、後から自分が食べなけれいけませんから真剣です。
それでも、他の隊員が見つけていない種類の野草を探そうと必死で頑張っていました。
スカウトが野草を探している間にリーダーは、ご飯を炊き、油を沸かして待機していました。
そうです。
この日のおかずは、野草の天ぷらです。
昼ごろになると、各自が採取した野草が集まって来ました。
各自が集めた野草は、まず班長に野草の名前とどの部分が食べれるかを説明させます。
そして、本当に食べられる野草だけを選別します。
次に、選別した野草を天ぷらに揚げてみんなで食べました。
味は、おいしいものもあれば、それほどでもないものもありました。
ドクダミなどは、薬草ではありますが、味はそれほどではありません。
「良薬、口に苦し」といったところです。
しかし、この訓練はスカウトにとって貴重な体験になったはずです。
自然の中で生きていること、大地の恵み、自然の恵みに感謝する心など、文明生活の中で忘れかけていた何かを取り戻せたようなきがしました。
このような経験もボーイスカウトをやっていなければ、味わうことがなかったように思います。
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